英語のコミュニケーションを円滑に行う為のテクニック

コミニケーションの目的は、ずばり「意思疎通」で、自分の伝えたい情報を、的確に伝える事が目的です。
自分の英語力を駆使して、相手に伝わるように工夫して話す必要があります。
また日常生活の中だと、話す事自体が目的のコミニケーションも存在します。
英語では”Chitchat”や”small talk”と呼ばれ、「雑談」や「世間話」という意味です。
ご近所さんや職場の同僚、行き付けのお店の店員さんとのちょっとした会話など、日々の生活で遭遇する人々と良好な関係を保つ上で、重要です。
話す事自体が目的のコミュニケーションでは、会話の流れを止めず、円滑なキャッチボールをする事が重要です。
言語学の世界には、 Communicative Strategiesと呼ばれるテクニックが存在します。日本語だとコミュニケーションの戦略・戦法とでも訳せれるでしょうか。
このスキルを理解し実践すると、英語でのコミニュケーションが円滑に進んだり、伝えたい事が伝わったりします。
本日は代表的な Communicative Strategiesを紹介します。

1. Hesitation filter (ためらい表現)

これは日本語では「えっと。。」や「そうですねぇ。。。」、
「うーーーん。。」などに相当する表現で、会話の流れを沈黙で止めない
また時間を稼ぐための重要なテクニックです。

会話に詰った際や、英語で何と言ったら良いか直ぐに分からない時などに使えます。

また英語だと正直に「何て言えばいいんだろうな」、と口に出して言う事もわりと自然です。
そう言えるだけでも、会話自体を止めないので、気まずい空気も避けられます。

下記は、Hesitation filterの例です。日本語に対応する正確な訳が無い物が多いので、日本語でのニュアンスを添えています。

例:

Ahh…(えーと。。。)

Ahh…well…(えーっとですね。。。)

Ahh…well…like…(うーーん。何て言うか。。。)

You know… (何て言うか。。。)

Ahh…well….you know…
(えーっと、そうですね~、つまりですね~。。。)

Ahh…well….like..you know…
(えーっと、そうですね~、あれですよ。。つまりですね~。。。)

Well…it’s difficult to explain…but…
(えーっと、説明するのが難しいけど。。まぁ~。。)

Ahh…How should I put it….
(えーっと、何て言えばいいだろう。。)

Ahh…How should I say..
(えーっと、何て言うのかな。。。)

大なり小なり、ネイティブの人も何か複雑なトピックに関しての意見を求められた時など、このような Hesitation Filterを無意識に使っています。


2. Paraphrasing (パラフレージング、言い代え)

パラフレージングは、例えば英語で「逮捕する(arrest)」という単語が分からない場合、自分が知っているその単語と同じ意味を持つ単語、または類似した単語で言い換える手法です。

この例の場合 “catch(捕まえる)”などが使えます。

逮捕って英語でなんだっけ」と考えて、日本語に対応する一番適切な英単語を思い出そうとするより、それに近い意味で、直ぐに思いだせる単語を考える方向に切り替えると、会話のキャッチボールのペースを崩さずに自分の言いたい事を伝えられます。

下記は、パラフレージングの例です。

amend the Constitution(憲法を改正する)
=change the Constitution(憲法を変える)

Conduct the research(研究を実施する)
=do the research(研究をする)

The ship was capsized by Tsunami (船が津波で転覆した)
=The ship was turned over by Tsunami(船が津波でひっくり返った)

このスキルが高いと、語彙力や文法力などの英語力自体が低くても
意思疎通をする事が出来ます。


3. Describing (描写、説明)

会話の中で何か英語で言いたい時、日本語の単語がまず頭に浮かぶ場合があります。そして、その単語の英語訳が何だったかを考えて、思い出した時にはもうその話題は終わっている、という事は良くあります。

悩み込むより、既に自分が使える持ちよりの英語でその単語を説明する、
という方向に頭を切り替えたほうが、会話の流れが途切れない場合が多くあります。

これが、 Describingです。

Describingはある程度 文章を組み立てる能力が要求されますが、単語を並べるだけでも相手に理解してもらえる事があり、意思疎通としては成立します。

下記は、Describingの例です。

例1:(ヘラの英単語が分からない場合)

A: Ahh…what’s the word…the thing we see in the kitchen….for example we use it when we turn over egg in the flying pan…
(えーと、何て単語でしたっけ。。。台所で見かけるヤツです。。例えばフライパンの上でタマゴをひっくり返す時なんかに使う。。)

B: You mean “spatula”?
(ヘラの事ですか?)

A: Yes! That is!
(ああ!そうです、そうです!)

例2:(「リストラ」の英単語が分からない場合)

A: Ahh…I don’t know the exact word…but…when a company is not making money, they say goodbye to some workers.
(えーっと。。正しい単語は分かりませんが、会社がお金を稼いでない時、会社は労働者にサヨナラをします。)

B: Ahh you mean “down-sizing”. That’s down-sizing.
(ああ。リストラのことですね。それはリストラと言います。)

A: Ahh I see. So that’s called down-sizing.
(ああ、なるほど。 “down-sizing”と言うんですね。)

*リストラは “和製英語.。restructuring” (再構築、再編成) の略で、英語では必ずしも「解雇」を意味しない。


以上、Communication Strategiesのテクニックを一部紹介しました。これらのテクニックは自分が意識するだけで、直ぐにでも実践できるテクニックです。そして継続して実践すれば精度が上がっていきます。是非、試してみて下さい。