意識レベルで実践できる、英語力をUPさせる為の英語への取り組み方

First Classにご留学頂いた方には、レッスン内外で意識レベルで実践して欲しい事を、アドバイスとして書面でお渡ししています。

英語力をUPさせるには、やはり「質」と併合して「量」も大切です。
英語の記事や本を沢山読めば、リーディング力が上がりますし、
多聴すれば、リスニングが上がります。

レッスンは1日7時間ですが、1日は24時間です。 土日は学校もお休みです。

「自習時間を増やす」のは大変で苦かもしれませんが、
「英語について考える時間」を増やすだけでも、大きな効果が得られます。

その為、First Classでは 効果的な「英語の考え方」のアドバイスをしています。

意識して実践していると、それが癖のように習慣化されていき、
英語力をUPさせるのに効果的な マインドを手に入れて頂けると思います。

各レベルや目的の生徒様に対して、  アドバイスする内容は変わりますが、
今回は 多くの生徒様に共通して伝えているアドバイスを、紹介します。


1. 日々の生活の中で目にする物の英語名を調べる

効果: 語彙力UP
これは、語彙力UPに効果的です。単純な発想ですが、日常生活の中で物理的に目にする物の名前が分からなければ、「あれ、これ、あのやつ」と言って誤魔化したり、会話に詰まったりする状況が増えてしまいます。

2. 辞書を頻繁に使う、調べる癖を付ける

効果: 語彙力UP
(1) を実践するにあたって、電子辞書や辞書アプリなどを携帯し、直ぐに調べれる環境を整えておいた方が良いです。「調べる癖」が付くと、「調べ方」も上手になってきます。また沢山調べていると、「あれ、これ昔調べた事あるな」と思う状況が多く生まれます。これは「単語」と「経験の記憶」を結び付けられるタイミングです。そしてその単語は、より深く記憶に残ります。

3. レッスンで学んだ文法・構文を使って、「何が言えるだろう?」と考えてみて、頭の中で文章を作ってみる

効果: スピーキング力UP
一度自分で組み立てて発話した文章は、次からサッと出てきやすくなります。実際に発話せず、頭の中で 言うだけでも同等の効果が得られると言われています。

4. 色々な日常的な場面を想像してみて、その場面で英語で言いたい事を考えて、頭の中で文を作ってみる

効果: スピーキング力UP
(3) と同様に、一度シミュレーションしてみた文章は、実際に似たような状況が起きた際に、口から出てきやすいです。

5. 言いたい事を言う努力と併合して、今の英語力で既に言える事も、積極的に発話する

効果: スピーキング力UP
これは意外と大人の学習者様が苦手な事です。 日本語だとあえて言わないような単純な事などでも、積極的に言う努力をします。これは、子供が母語を習得する過程で自然と行っている事です。シンプルな内容から複雑な内容が話せてるようになるのが、自然な第一言語取得の流れです。大人でも、同様な過程を意識的に体現・体験する事は、効果的です。

6. 英文を作って発話する時、その文の「主語」と「動詞」が何になるかを意識する

効果: スピーキング力UP
日本語と英語の語順は大きく違います。その文章の全体像を形成する要素である「主語」と「動詞」は、英語だと文頭に置かれます。日本語だと、文末に来ることが多いですし、「主語」は省略する事が多いです。この理由で、英語で何か言おうとする時、「主語」と「動詞」な何になるだろう、と考える事が、効果的です。「主語」と「動詞」が直ぐ言えなかったら、話し始める事が難しいです。

7. リスニング(聴き取り)をする時、文頭に集中して聴く。

効果: リスニング力UP
(6) で解説した理由の為、日本人は文末を集中して聴きとる意識が、自然と働きがちです。意識的に文頭に集中して聴き「主語」と「動詞」を聞き逃さない努力をする事は、リスニング力UPに効果的です。


以上が、英語のレベルや英語学習目的に関わらず、多くの生徒様にアドバイスと伝えている内容の一部です。

英語を習得するには 英語学習が必要ですが、英語学習者として成長する事も重要です。これらのアドバイスは、英語学習者として良いマインドを形成する為にも、普段から意識すると良いと思います。