英語を体得する極意? ー童心にかえるー

体得習得の違いとは?

日本で、日本の両親のもとに生まれた子は、成長の過程で自然と日本語を体得していきます。

皆さんも、感じの読み書きはさせられた記憶があるかもしれませんが、それ以前に、物心ついた時には親や兄弟の言う事を理解して、日本語は話せていた気がするのではないでしょうか?

ちなみに、私は20代から英語を勉強して話せるようになりました。英語を習得(学んで得る)しました。

 


こどもはどうやって言語を体得するの?

子供が言語を体得するには、下記の2項目が大切だと言われています。

・9歳~12歳位になるまでの年齢で、長期で継続的に沢山の量の日本語を摂取する
・ 質の良い日本語の摂取

もし、この環境を英語で実現すれば、体得する言語は英語になります。
日本語と英語の両方で実現できれば、その子はバイリンガルになれるはずです。

今回注目したいのは、
「質のいい言語の摂取」に関してです。

言語学者のスティーヴン・クラッシェンさんは、現状の英語レベルより 少しだけ上の内容 (簡単すぎず、難しすぎない内容)を供給する時、子は言葉を覚えると提唱しました。

これは、子を持つお母さんやお父さんが、
自然と子供に対してやっている事だったりします。

親がしている事
・沢山話しかける
・ゆっくり話す
・子供が理解出来る言葉で話す、説明する
・子供が興味のある話題をする
・子供が言いたいけど言えない事を代弁して上げる
・子供の不完全な発話を、正しい完成形に言い直してあげる
など

これに対して子供は、

・自分が既に知ってる言葉を駆使して、間違う事を気にせず、話しまくり、質問しまくる

それに対して親はまた、

・子供が理解出来る言葉で説明する
・子供が言いたいけど言えない事を代弁して上げる
・子供の不完全な発話を、完全な文に言い直してあげる

このような自然な環境でのコミュニケーションを通したインプット (natural communicative input)を沢山摂取して、子供は言語を体得するとスティーヴン・クラッシェンさんは唱えます。


大人も子供のように言語を体得できる?

脳みそ、情報の吸収率が違うので「子供のように」、は難しいと思います。
しかし、スティーブンさんは 自分の理論に基づいて、ポルトガル語を体得したと言っています。
また、彼の理論に基づいて外国語を体得したという人もいます。

大人にも、子供と同じような方法で外国語を吸収する能力は、まだ少し備わっているのではないでしょうか。

ファーストクラスの講師は、この理論を理解して日々の授業に取り組んでいます。

講師も、
・沢山話しかける
・ゆっくり話す
・生徒が理解出来る言葉で話す、説明する
・生徒の興味を引く話題をする
・言いたいけど言えない事を代弁して上げる
・生徒の不完全な発話を、完全な文に言い直してあげる

などを実施します。

ですので、生徒の皆様も

自分が既に知ってる言葉を使って、
間違う事を気にせず、
話しまくり、
質問しまくってみではどうでしょうか?

日常生活では周りの目が気になったり、変な人だと思われたくないので、子供のような振る舞いが出来ないかもしれませんが、レッスンでは許されます。

童心に帰って、ガンガン変な事を言って、間違えまくってみてはどうですか?

そして、子供は理論やロジックを理解するのが苦手ですが、大人は習得する能力があります。文法的な理論や規則性に気付き、理解する知能・知恵が使えるからです。

体得習得のコンビネーションを意識して、
First Classで日々のレッスンに取り組んでみてはいかかでしょうか?