英語習得の方法・道のりを、私自身の学習経験をベースに時系列で書いています。今回は第9回 #009 TOEFLの勉強についての話です。
また「今だったらこの方法を取り入れるべき」や「この方法はおススメしない」など、今の自分の経験や知識を得てして言える事を、第二言語取得論や言語学の研究成果等に言及しつつ、補足事項として記載していきます。
大学卒業後の進路も決めないといけない時期にいた私は、海外大学 または大学院に入学する事を目標にしました。
そして、調べたところ、TOEFLというテストである点数以上のスコアを取らなければいけない、という事が判明します。
更に、リーディングとリスニングに加え、スピーキングとライティングのテストが含まれることも分かります。
これまでは、「勉強」という意識を持って学習していたのは「文法を目的としたリーディング」だけでした。
TOEFLの勉強の開始を持って、リスニングとスピーキングとライティングを「勉強する」という意識を持って取り組み始めました。
絶望する
TOEFL対策の参考書を購入してみた時、絶望しました。そして、「留年」を若干覚悟しました。
英語のレベルもさることながら、内容もハイレベルでした。アカデミックで専門的な内容です。自信の有った文法力は、知らない単語と複雑で応用的な文構造の多さに、リーディングでも歯が立ちません。
この時期から、「苦しい勉強」が始まりました。
いまならどうする?
TOEFLテストの目的は、大学や大学院での日々の学習に、付いていけれる英語力、教養、学力が有るかを視診するためのテストです。なので、もし私が「海外の大学に入学する事」を目標に設定していなければ、勉強しなかったと思います。
ただ、TOEFL学習を通して、自分の学力が上がったと思います。英語で情報伝達や意思疎通を行う場合の、「良い」とされる文構成やフォーマット、理論展開、行間を読む力などが身に付いたと思います。
当時の私は、英語力以外に学力も人並み以下だったと思います。。。
もし私が新しい外国語の習得、例えばフランス語習得を目指すとしたら、やはりその言語の資格テストなどに向けての勉強をすると思います。
目標は高い方が良いですし、成果物として点数やスコアが得られるからです。
ただ、段階をもっと小さく刻むと思います。TOEIC600点からいきなりTOEFL、厳しかったです。
自分の好きな分野やジャンルのニュース記事から読むと思います。
内容に馴染みがあると、予想しながら読めるからです。
また、英語でも日本語でも情報が出回っていないローカルニュース記事 (フランス語でしか手に入らない情報)などにも、挑戦するでしょう。
これは、「何に関してだろう」という探求心・好奇心を持って読める記事の方が、集中して読めるからです。また、内容が分かった時に脳が活性化されます。
具体的な勉強方法や、自分が行った工夫などを紹介します。