#007 英語取得までの道のり~TOEICを受けてみる~

英語習得の方法・道のりを、私自身の学習経験をベースに時系列で書いています。今回は第7回 #007 TOEICを受けてみた時の話です。

また「今だったらこの方法を取り入れるべき」や「この方法はおススメしない」など、今の自分の経験や知識を得てして言える事を、第二言語取得論や言語学の研究成果等に言及しつつ、補足事項として記載していきます。


英語学習開始から数カ月間の私の英語学習は下記の通りでした。

  • 参考書による英文法の勉強
  • 洋画などを通した活きた英語のリスニングによる摂取
  • 色々な英語学習関連の雑誌や本の乱読
  • メモをしていた単語や文法ルールの復習

この状態を続けた5カ月後くらいに(定かではありません)思い立ったようにTOEICを受けてみました。

TOEICテストを受けた理由は、当時流行っていたからです。そして、自分の英語力がどれ位なのか、試してみたかったからです。

TOEICのテスト対策は、特にしませんでしたが、テストの構成(制限時間や問題のタイプなど)は確認して挑みました。

受験した際の感想は。。。

  • リスニングは、よく分からなかった。ハッキリと「これが正解だ」と言う確証を持って回答した問題はかなり少なかった。感覚的に何となく回答した。
  • リーディングは、知らない単語が多くて分からない問題が多かった。
  • リーディングは、知らない単語が原因で文の意味が分からない場合でも、文法を勉強していたお陰でその文の構成、全体像はなんとなく分かった。(この空欄には動詞の過去形が入るな、などが分かった)
  • 時間が足りない。終了10~15分前でもまだ20問近く残っていた。

そしてTOEICテストの結果は 。。。630点でした。

確か、リーディングの点数が、リスニングより高かった記憶があります。周りからも「おっ、凄いじゃん」的な反応を得たため、「英語をそれなりに勉強した人が取れるスコア」という事を自覚し、嬉しく思いました。

TOEICを受けてみて良かった点

5、6ヶ月間、独学で英語を勉強してみて 630点を取れた事実は、「努力が結果に繋がった」経験として、自分に刻まれました。初めての経験だったと思います。

またリーディングに関しては、「何故この問題に答えられないのか、理解出来ないのか」の理由を自分で特定する事が出来ました。これは、文法を勉強してきて、基礎となる文法をしっかり理解していたからだと思います。文法の応用力と、語彙・表現力でした。これは、継続して上級者向けの英文法参考書や洋画などを摂取すれば、徐々に向上する事が出来ると感じれました。

今ならどうする

TOEICのリーディングは、文法力を試すには良いと思うので、ある程度文法を理解した段階で、今でも受けてみるでしょう。TOEICは特に、社会的にも知名度が高く、評価の指針として定着している試験なので、スコアが成果物としても残ります。高スコアを取る事は気持ちが良く、モチベーションUPにもとなります。


「元々の英語を勉強する目的・目標」を重視するべきです。TOEICはあくまでインプット(リーディングとリスニング)のテストなので、スピーキング力を図るテストではありません。

私の英語学習の目的は「ネーティブみたいになる」だったので、TOEICには特に執着しませんでした。しかし、英語は英語です。ビジネス英語も日常会話英語も同じ英語です。
具体的な目的は違えど、英語を継続学習していると、おのずとTOEICの点数も上がります。
自分の英語学習の目標を追及しするにあたり生まれる、ある種の副産物として、TOEICを従えていると良いかもしれません。
(※勿論 TOEICで高得点を取る事が英語学習の目的の場合は別です)