英語が聴き取れない理由とは? 最速でリスニング力を上げる方法を紹介

洋画や海外ドラマを字幕なしで英語で理解できるようになりたい。
外国人の会話に入って、会話を楽しめるようになりたい。

このような英語に関する理想を持っている方は多くいると思いますし、私も憧れていました。

リスニング力を高めていくと、この理想を現実にしていく事が可能です。

今回は、リスニングが出来ない理由を解明し、その解決方法と効果的なエクササイズを紹介します。


英語が聴き取れない理由とは?

一般的に言われる英語が聴き取れない理由として、大きく分けると下記の3つの理由が上げられます。

  • 文法を理解していない

知ってる単語で構成されている文で、それぞれの単語が聴き取れてたとしても、文法を理解していないと、内容が理解できない場合があります。これは、英語の場合、単語の位置によって「いつ誰がどこで誰に対して何をしたか」が変わってしまったりする為です。

  • 知ってる単語でも、聴き取れていない

目で見たら理解できる単語でも、聴き取れない事は多くあります。文中だと、発音されずに消えてしまう音や、繋がって発音される音などがあるのも原因です。

  • 知らない単語が2つ以上存在する。

1つの文に2つ以上知らない単語があると、理解するのが難しい、という調査結果があります。

このような「聴き取れない理由」の解消法とは?

これらの「聴き取れない理由」は、下記のような方法である程度 解決出来ます。

First Classでも、最も重要と考えている英語の語順のルール理解と特訓を通して、英語の文法・語順のルールを理解する必要があります。これは、英語能力の基盤にもなります。単語だけ知っていても、文の中でどのように機能するかを知らないと、文章単位で英語が理解できません。英語の語順のルールを理解していると、リスニング力もUPします。
(※First Classの文法強化コースでは、この能力を効果的に最短で身に付けて頂けます)

「自分が発音できない音は、聴き取れない」という研究結果が有ります。逆に言うと、「自分で正しく発音できる音は、聴き取れる」という事になります。英語を正しく発音するには、英語に存在する音の種類を理解し、その音を発音する為の正しい口の形や舌の位置などを理解し、何度も繰り返し発話練習をする必要かあります。
(※First Classの発音強化コースでは、英語の発音記号を用いて効果的に発音を学べます)

・語彙力を上げる

分からない単語は尽きないものですが、語彙力を高める事によって、「単語を知らないから理解できない」、という状況を減らしていく事は可能です。また発音を学んで正しく英語の音が聴き取れるようになると、知らない単語でもその音自体は聴き取れるようになります。すると会話の中でその単語の意味を訊いたり、後で辞書で調べたり出来るようになります。


上記に挙げた「聴き取れない理由」の「解決法」を実践していくと、リスニング力は徐々に上がっていくと思います。

しかし、上記に加え、日本語を母語に持つ我々特有の、もっと根本的な英語が聴き取れない理由が存在していると思います。

それは、

「音」から「意味」を理解する能力

です。


日本人特有の、英語が聴き取れない理由とは?

日本の漢字は、いわゆる象形文字(Pictograph)です。

象形文字(しょうけいもじ)とは、物の形をかたどって描かれた文字からなる文字体系で、絵文字からの発展によって生まれたと考えられています。

我々日本人は、幼い頃から漢字を勉強しているので、
漢字を見て、瞬時にその意味を理解できます。

我々は視覚的に「形」を見て、それから「意味」を連想する能力が高いと言えます。

一方、
英語は「形」と「意味」の関連が薄い言語です。
アルファベットは、「音」を記号化した表音言語です。

アルファベットは、「形」と「意味」の繋がりより、
「音」「意味」の繋がりで成り立っていると思います。

なので、
ネイティブスピーカーは、聴覚的に「音」を聴いて「意味」を連想する力に長けていると思います。

我々日本人が、英語のリスニング力を高める場合、
「音」の情報を聴いて「意味」を理解する能力を高める必要があると思います。そしてその為には、特訓が必要です。


リスニング力UPに最適なトレーニング方法!!
ディクテーションシャドーイングを紹介!


ディクテーションとシャドーイングは通訳学校などでも実践される効果的なリスニング力の特訓方法で、文頭から文末に、英語の語順のまま英語を理解する能力を高めます。また、「聴き取れなかった部分」が、「自分にはどう聞こえていたのか」を確認出来るので、発音に対する気付きが促せます。

ディクテーションのやり方

  1. 短めの英文を聴く
  2. すぐに聴こえた音を文字に書き起こす。
  3. 文字に書き起こした音を観察して、正しい単語を推測する。
  4. 聞き取れなかった部分を数回聴き、最後に正しい正解の英文を目で確認し、自分の回答と比較する。

補足:

  • 慣れるまでは音声プレイヤーのポーズ機能などを使って、短い1文を細切れにして行なうとやりやすい。
  • 聴こえた音の文字起こしは、英語のつづりが分からない場合はひらがなで書きとめても良いです。

シャドーイングのやり方

  1. 短めの英文の音声を聴く
  2. 可能な限り即座に、聴こえた音を口に出す
  3. 聴こえた音と自分が発声した音を頭の中で思い返し、意味を理解できたかなど、考える。

    補足:

  • ディクテーションよりも難易度は高いです。
  • 初級者は、ポーズ機能を使って短い1文を細切れにして行なうとやり易いです。
  • 慣れるまでは、目で見たら理解出来るレベルの英文を使用した方が良いです
  • ヘッドフォンなどを使った方が良いです。

(※First Classのレッスン内容には、このディクテーションシャドーイングのエクササイズを多く取り入れています。)


今回は、英語が聴き取れない理由の解説とその解決方法、効果的なエクササイズを紹介しました。

  • 英語の語順・文法のルールを効率的に理解・特訓
  • 正しい発音の方法の学習と発話練習
  • 語彙力の向上
  • ディクテーションとシャドーイングで「音」から「意味」を理解する特訓

First Classでは、これら全ての工程が日々の学習で体験頂けます。
是非、当スクールに留学頂き、リスニング力の向上を実感して下さい。