こんにちは、アドバイザーMANAMIです。
前回までは日常表現の教材を紹介してきました(前回までの記事はこちら)
今回はディスカッションの授業について学校長と紹介していきたいと思います!
ディスカッション(Discussion)
ディスカッションとはどのようなものでしょうか?
話す言語によって、人の思考パターンは違うと言われており、何か意見を求められた時の理論展開にも違いがある、と考えられ、そしてその影響は会話展開にも出ます。
例えばどのように影響が出るのでしょうか?
例えば、「田舎と都会での子育て、どっちが良いと思いますか?」と尋ねられた場合、日本人は「田舎の良いところ」と「都会の良いところ」の両方を思い浮かべて中立的な立場を保とうとする人が多いのではないでしょうか?
明確な「自分の結論」を述べるのを避ける傾向があります。
日本語という言語は構造上、このような理論展開に適しています。
しかし、この理論展開、会話展開に沿って英語で話をすると「まとまりがなく、とりとめもない、結論に欠けた発言」と判断されてしまう可能性があります。
英語だと、この理論展開、会話展開も異なるのですか?
そうですね、英語は日本語と思考パターンが違い、それ故、理論展開も違う為、好まれる会話展開も違うのです。
大まかに言うと、英語は結論を最初に決めて、その結論を裏付ける自分の理由を話す、という展開が好まれます。
そして英語という言語は構造上、そのような会話展開をするのに適しています。
この教科での狙いはなんですか?
先ほどの日本語と英語の論理展開、会話展開の違いを踏まえて、
・英語の会話展開を理解、認識する
・英語の会話展開に沿って意見を言えるようにする
・効果的な言い回しや表現を理解し、使えるようにする
事を目的として授業を進行していきます。
日常会話で友人と話す、世間話や会話も「意見の言い合い」が多くありますよね。
自分の意見が「正しい、正しくない」は別として「会話を楽しむ」ことが目的の会話でも「意見の言い合い」が占める割合は日本語よりも英語の方が多いです。
自分の結論を決めて話すこと、自分の意見、考えを伝えることに慣れておくと、会話のキャッチボールのラリーがもっと続いて、人と仲良くなる可能性や、仲良くなる速度が早まったりしそうですね。
次回はディスカッションの教材と授業の流れについて紹介していきたいと思います!
ぜひ、ご覧ください。
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