フィリピンのクリスマスの過ごし方

こんにちは、アドバイザーYUKIです。

日本では、本格的に寒い時期に入っていますが、フィリピン セブ島では変わらず暑い日が続いています!

そして、もうすぐクリスマスですね♪
みなさんは誰とどのように過ごしますか?
ここ常夏のセブ島はなんと9月からクリスマス・シーズンに突入しています。
「フィリピン人はクリスマスのために1年間働く」と言われるほどクリスマスは一大イベントなんです!
そこで、本日はフィリピンのクリスマスの過ごし方について、日本人と比較しながら書いていきたいと思います!!


◼世界一長いクリスマス

フィリピンのクリスマスの過ごし方

日本のクリスマスと言うと24~25日にケーキやチキンを購入したり、恋人や友人と時間を過ごしたりするというイメージが強いと思います。
しかし、キリスト教徒が過半数を占めるフィリピンには「ber-months」(バーマンス)と呼ばれる期間があり、(月の英語表記の語尾に”ber”が付く、September(9月)、October(10月)、November(11月)、December(12月)の4カ月を総称する言葉です。)
9月に入るとクリスマスの飾りや、ツリーの販売などが始まり、11月になると街はクリスマス一色!ショッピングモールやホテルにクリスマスツリーやイルミネーションが飾られ街中でクリスマスソングが流れ始めます。

◼フィリピン人のクリスマスの過ごし方

セブ島最古の歴史的教会「サントニーニョ教会」

日本ではクリスマスといえば、恋人とゆったり過ごすというイメージが強いと思いますが、フィリピン人はクリスマスのために1年間働くといっても、過言ではありません!
クリスマス当日は家族で過ごすのが一般的で、海外へ働きに出ている人や家族と離れて暮らしている人々が一斉に帰省します。
また、12月16日からは“Simbang Gabi(夜の礼拝)”というフィリピン独自のミサが始まり、24日までの9日間、早朝3時か~5時にミサが行われます。
祈りを通して神に誓い、また神から恵みをいただく準備をするそうです。
このミサに毎日休まずに通うと願いが叶うといわれ、信仰深いフィリピン人は16日から毎日早朝のミサを行うために教会へ足を運びます。

◼クリスマスに欠かせない食事

puto(プト)
お餅をバナナの葉で包んだり、竹筒に入れて蒸したお菓子。
お餅は紫色に着色されていて、ココナッツやシュガー、ごまが乗せてあり、フィリピンらしい伝統的なクリスマスのデザートです。

bibingka(ビビンカ)
お祝いの期間中は教会の近くに出店が並び、ミサ終わりに買って食べるのが習慣だそうです。米粉、ココナッツ、砂糖などを材料とするフィリピンのライスケーキです。

lechon(レチョン)
クリスマスに限ったことではないですが、フィリピンのお祝いごとに欠かせない食べ物といえば、豚の丸焼きが定番です。

◼クリスマスシーズンの注意点

日本とは異なるセブ島の交通事情

フィリピン人にとって最も大事な24日~25日は多くのレストランやお店が休業してしまいます!
クリスマスに食事にも行けないのは悲しいですよね…
この時期に滞在している方は、気になるお店を事前に確認しておくと良いでしょう。
また、11月後半から12月にかけての渋滞は1年で最もひどく、普段タクシーで10分で行くことができるショッピングモールまで、30分以上かかってしまうことも……
タクシーやグラブは全くつかまらず、タクシー乗り場では長蛇の列になることも。
この時期はいつもより余裕を持って行動しましょう!
そして!12月は私達外国人が最も注意しなくてはいけないシーズンでもあります。クリスマスを盛大に祝う資金を求めて、ひったくりや強盗が発生するケースが多くなるのがこの時期。
治安が最も悪化する12月は一層 危機管理をしっかりしましょう!


いかがでしたでしょうか?
フィリピン人にとって宗教上でも非常に大きな意味を持っているクリスマス!
日本とは違った考え方や環境でクリスマスを味わうことができるのはとても良い経験になると思います。
留学生のみなさんも世界一長いクリスマスを是非経験してみて下さい♪