#002 英語習得までの道のり- 参考書を手に取る

英語習得の方法・道のりを、私自身の学習経験をベースに時系列で書いています。本記事は、第2回 #002 -参考書を手に取る-です。

「今だったらこの方法を取り入れるべき」や「この方法はおススメしない」など、今の自分の経験や知識を得てして言える事を、第二言語取得論や言語学の研究成果等に言及しつつ、補足事項として記載していきます。


英語の参考書を手に取る

カナダ遊学から帰国した私は、英語学習に対するモチベーションがかなり高かったです。しかし残念ながら、勉強の経験がかなり少なく、学習者としてのレベルが最下層でした。

具体的には、努力の仕方や、効率的な勉強方法、学習教材の査定選択などの方法が全く分かっていませんでした。

その為、実家の2歳上の兄の部屋に転がっていた英文法参考書を手に取りました。大学3回生にして、兄が中学生の時に使っていた参考書を使いました。

参考書を使って良かった点

自分に合った教材は、英語学習経験や英語のレベルによると思いますが、全くの英語学習入門者で、「英語勉強しよう!」と思い立った状況の自分にとって、この参考書が良かった点は、下記です。

  • 読みやすく、分かりやすかった(入門者でも挫折しなかった)
  • 基礎文法を理解出来た(学んでる感、達成感が味わえた)
  • 解説を読んで理解した(と思う)内容の理解度を、練習問題を通して検証出来た(理解度UPが実感できた)

初期段階の勉強方法

学習の初期段階で、英語という言語のルール(文法)を理解しようとした事は、今でも正解だと思います。

残念ながら私が使った英文法参考書の名前は忘れました。その参考書が特別優れていた、というわけでもないと思います。下記のような条件をクリアした参考書がおススメです。

  • 初級者向けの英文法の基礎的な参考書(英語のルールが理解できる)
  • 日本語で書かれている
  • 読み易い
  • 例題、確認問題が含まれている

学習にあたってのコツ

「勉強」を通して、「理解をして知識を付ける」という事を達成しないといけません。その為に、下記のような事を意識すると良いかもしれません。

  • 謙虚に取り組む(中学生用の教材だからといって、見下さず、実直に取り組む)
  • 自分のペースで、確実に理解しようとする(早く終わらせようとしない)
  • 復習をする(過去のページも忘れてないか確認のため読み返す)

学習時間

私自身は、当時あまり時間を気にしてませんでした。学生の身分だったので、時間に余裕があったというのも理由です。最初の参考書を終わらせるのに、1ヶ月程度掛かりました。1日 30分~1時間くらい(しか)参考書を読んでいた記憶があります。読まない日もあったと思います。

英語に対するモチベーションが高かったのと、参考書の内容が簡単だったので、三日坊主で終わらなかったのかもしれません。

今ならどう勉強する?

今でも、内容の簡単そうな文法参考書か、文法を扱ったe-learning形の動画教材、学習アプリなどを使うと思います。基礎文法が学べて、量が短くて比較的直ぐに終わらせれる教材を選ぶと思います。

併合して、オンライン英会話などを利用すると思います。(当時はまだ少なく、知らなかった)。私は元々 英語で非日本人と交流したい、という思いから英語を勉強し始めたので、モチベーション維持の要素も含め、オンライン英会話は効果的であったと思います。


放置してると冷めてしまうご飯のように、何もしないと英語学習に対するモチベーションも時間の経過と共に冷めます。

一番重要なのは、「何かする」です。その何かが、私の場合 内容の簡単な英文参考書でした。

皆さんも是非、英語学習をスタートしてみて下さい。